いちはら梨について

太陽の恵みをいっぱいに受けて育つ《いちはらの梨》

千葉県における梨のルーツは江戸時代にまで遡ります。  千葉県で梨栽培が始まったのは、江戸時代の1769年※に、八幡地方(現在の市川市八幡地区)で、川上善六氏が取り組んだのが最初と言われています。  川上善六氏は、1742年八幡地方に生まれ、幼児より書を好み学識に富んでいました。殖産興業に熱心で、八幡地方にどんな作物が適しているかを探していたところ、美濃国大垣辺で品質の良い梨栽培を見てその技術を学び、枝梢を持ち帰って八幡地方に広めました。  八幡地方で収穫された梨は江戸に運ばれ、高級品としてもてはやされていました。  このため、産地は急速に拡大し、徳川末期には関東で最大の梨産地になったと推定されています。 市原市の梨栽培も歴史は古く、江戸時代末期から現在に至るまで、養老川下流域で栽培されています。 農業産出額は県内第5位で、約102戸の農家が約55haを栽培しています。 産地中央部には、共同選果場が整備され、「いちはら梨」は市場で、大玉で味がよいブランド品としてその地位を確立しています 栽培にあたっては、性フェロモン剤を利用して殺虫剤を削減するなど、より安全で安心な梨栽培に取り組んでおり、平成17年には、産地のほぼ全員がエコファーマーの認定を受けました。

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